atelierA5 x MA.house:Architectural Design Report

地鎮祭

既存家屋の解体工事も順調に進み、吉日に地鎮祭を行いました。
あいにくの雨天でしたが、みなさん「雨降って地固まる」と口にしながら参列いたしました。

解体後の敷地はかなり広いです。
雨天用のテントがかなり小さく見えます。
「まるで公園みたいだねえ。」とお施主様。

確認申請が下り次第、いよいよ着工なのですが、
軟弱地盤のため必要となってしまった杭の値段がとても気がかりです。


atelier A5 清水貞博

井戸のお祓い

敷地に井戸があるということで、解体前に井戸を塞ぐためのお祓いをして頂くことになりました。
昔から井戸や古い樹などは神様が護ってくれている場所とも言われ、大切なものとして扱われてきました。
今回は既存家屋内に祭壇を組み、御施主様と工事関係者含めてお祓いをして頂きました。
お祓いも終え、井戸を含めた建物の解体作業が始まります。

atelier A5 武藤大

地盤調査結果

地盤調査結果の速報が出ました。
表層下にはローム層があるのですが、11m位まで掘らないと
今回の建物を支えられるような強い地盤は出てきませんでした。。。
御施主様から「不動産屋から地盤は良いと聞いているんだけど」という話もあったのですが、
予想に反した結果に御施主様はもちろん、こちらも驚きました。
木造2階建てのような軽い建物であれば、それ程地耐力は必要ないのですが、
今回のような鉄筋コンクリート造3階建ての重い建物になるとある程度の地耐力が必要になってきます。
構造設計者と共に検討したところ、杭の可能性が濃厚になってきました。
杭の部分の相見積を行うと共に、建築確認申請を提出します。

atelier A5 清水裕子

地盤調査

いよいよ着工に向け現場が動き出しました。

今回はボーリングによる地盤調査を行いました。
近隣の地盤データを参考にし、地下15mまでの地質と地盤強度を調査します。
地盤は建物の強度に関わる重要な箇所なので安全の確認が必要です。
「土地を購入するときにこの辺は地盤が良いと聞いているのだけど」
と御施主様から。
調査結果によっては地盤補強が必要になりますので私達も結果が気になります。
地盤調査会社からは次週に速報を出してもらうこととなっています。
試験の発表を待つようで不安と期待がつのります。


atelier A5 松崎正寿