atelierA5 x MA.house:Architectural Design Report

家具

今回はお施主様と家具を見に行きました。
「ふわーっと柔らかくて、座り心地のいいソファ。」
お目当てのものが決まっていましたが、ショールームをご一緒に散策しました。
私がお進めしたソファについては「こんな固いとまるで立たされてるみたい。」とのご意見。
いろんな家具を見て、座って頂きながら、新しい住宅に合う家具を探していきます。
おおまかにいくつか候補が上がったところで、素材や色等の見本も見ながらイメージを共有させて頂きます。
家具は建築にとって重要な要素の一つです。
新たにご購入される場合は我々も提案させて頂いたり、ご一緒にショールームに行く事もあります。

今日のイメージを現場に持ち込みながら、竣工までの間、じっくりと家具選びをしていきます。

atelier A5 清水貞博

祝契約

遂に工務店との契約の日を迎えることになりました。
契約は、株式会社フォルマさんの事務所で行いました。
事務所では、社長と今回工事を担当される現場監督さんが出迎えてくれました。

工事契約では、工事請負契約約款の説明と契約書の項目を御施主様と共にひとつづつ確認をしていきました。
事前に御施主様には資料をお送りして見て頂いてはおりますが、
権利や義務、補償といった重要な内容になりますので、見落しが無いように再度確認をしていきます。
確認が終わったところで御施主様、施工者、設計監理者がそれぞれ印鑑を押し、契約成立となりました。

無事契約も済み、雑談を交えながらこれからの工事の日程や既存建物の解体作業、
確認申請などの内容について打合せをさせて頂きました。

これから申請関係や建物の詳細等、詰めていかなければならない事がたくさん出てきます。
本格的に現場が動き始まる前に細部までチェックしていき、より良いものにしていければと思います。

atelier A5 武藤 大

建設会社決定

金額調整もようやく終わり、遂に建設会社が決定しました。
恵比寿に事務所を構える、株式会社フォルマさんです。工務店では珍しく、女性の社長です。
お施主様も「女社長というところが良いね。」と相見積りの間から好印象を受けていたようです。

そして、いよいよ工事請負契約の準備です。契約書の内容、加入する保険等について確認します。
例えば、

「家が建った後に建設会社さんが倒産したら補修工事は誰が行うの?」
「工事中に建設会社が倒産したらどうなるの?」
「工事が遅れたらどうなるの?」

などの不測の事態となった場合について、契約前に十分に準備、確認しておく必要があります。

特に、今年の10月1日以降に引渡しの新築住宅には、瑕疵(かし)担保保険への加入が義務化されます。
これは、住宅を引き渡した後、瑕疵(かし)が判明した場合に保険会社から建設会社に費用がてん補されます。
また、建設会社が万が一倒産した場合、保険会社から保険金が出る制度です。

また、工事中に建設会社が倒産した場合に備えて、住宅完成保証制度という保険に入る事もお勧めしています。
保険や工事請負契約書も確認し、いよいよ次回契約です。

atelier A5 清水裕子

音響について

工事金額の調整も終着点が見え始め、
工務店との調整も大詰めに入ってきました。

今回は工務店からの返答を待っている間に、LDKに設置するオーディオの音響についての話題となりました。

オーディオはアンプ、スピーカーの選定のみならず、オーディオへの電流の供給に関しても、200Vから100Vに電圧を下げるダウントランスを設置することで、より電源に余裕を持つことが出来、音質が向上します。またスピーカーケーブルやオーディオコンセントなども電送のロスを少なくするためには重要となってきます。これらのことを設計当初から考えておくと、高価な金額をかけなくても、より空間にあった音環境が実現できます。

また、機器を結ぶケーブルは当初から位置を決めることで、配管をあらかじめ壁や天井、床の中に設置することが可能となり、露出配線を無くすことが出来ます。

建物は、壁や天井といったハード面のみで出来るのではなく、
音響などのソフト面も空間の質を左右する重要な要素です。

atelier A5 松崎正寿